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「御香典」のあれやこれ

2024-04-15
新年度も始まりまして、少し落ち着いた時期になっているのではないでしょうか?
出会いもあれば別れもある、そんな時期ですね

お葬式に参列する時に必ず持ってくるのが御香典です

みなさんなかなか知っているようで知らない事を書いていきます

まず御香典の種類ですが、「御霊前」と「御仏(佛)前」と二種類を良く見かけると思います。

まず違いは、仏式の場合「御霊前」は棚上げ(四十九日)までもので
「御仏(佛)前」は棚上げ(四十九日)以降のものというのが一般的になると思います。
つまりは、お葬式の時はまだ「霊」ですが、棚上げ後(四十九日後)は「仏(佛)」になるという意味になります。

書き方ですが、お葬式の時は薄墨を使用します、名前は基本的にフルネームで記入します。裏面には金額を記入します。住所も差し支えなければ記入します。
ちなみに中袋が有る場合は、金額、住所は中袋へ記入します。
 
棚上げ(四十九日)以降の法要では通常の黒墨で記入します。
薄墨で記入をするのには意味があり、「悲しみのナミダで、墨がにじむ」という意味です。お葬式で頂く返礼品や、会葬礼状などもよくよく確認してみると分かるのですが、すべて薄墨で書かれています。今度よくご覧になって下さい。
 
金額ですがこれといった決まりはなくお気持ちを包むのが一般的ですが、恥を欠かない程度に包めるように、関係性による相場などもありますので、ご注意を。記入を済ませたら、お札を入れます、お札は使用済みのものを使用し、向きは裏面をおもてに、肖像画が下に向くように入れます。
袱紗(ふくさ)や風呂敷に御香典を包んでバッグなどに入れ用意しましょう。
マナーとして、ポケットなどから直接出すのはどうかと思います。

そもそも御香典とは、供え物の意味で「香典(香奠)」とは、故人に対する供物であり、訃報に接した家族への援助の意味もあります。そのため、古くは農村部を中心に食料を送ってそれを僧侶や葬儀参加者の食事に宛てることが多く、また、穢れの思想が強かった時代に葬儀に携わる故人の親族が人々と接触して穢れを広めないようにするために故人の家族と親族の食料を予め用意しておくという配慮があったとも言われています。それが現在ではお金として渡すようになり、その御香典で葬儀の費用を賄うかたちとなります。
 
ちなみに、今はWeb上で御香典を出す事も出来る時代になっています。新型コロナウイルスの影響で、お葬式に参列するのが難しい方は、こちらのシステムの利用を考えてみてはいかがでしょうか?
また、当館ではWeb上で香典受付サービスを行っています。これを基に、
訃報に接した際に参列が難しい場合、また感染症予防対策としてご利用してみてはいかがでしょうか?太田市藪塚・新田・伊勢崎市のお葬式にご参列する場合は一度当館にご相談してみてください。
 
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