「供花」のマナー
【お葬式の供花マナー】贈り方の手順と相場は?勝手な手配がNGになる理由をプロが解説
お世話になった故人様への感謝やお悔やみの気持ちを込めて贈る「供花(くが・きょうか)」。
「綺麗なお花で祭壇を飾ってあげたい」と思うものの、いざ手配しようとすると、「普通のお花屋さんに頼んで式場に送ってもいいの?」「いくらくらいのものを贈れば失礼にならない?」と疑問が湧いてきますよね。
実は、お葬式のお花は「勝手に手配すると、式場で受け取ってもらえない」というトラブルが起こりやすいアイテムでもあります。今回は、正しい供花の手配手順と費用相場をやさしく解説します。
1. なぜ「外部の車や花屋から直接送る」のがNGなの?
一番やりがちな失敗が、ネット通販や近所の一般のお花屋さんで供花を購入し、そのまま葬儀会場へ配送指定してしまうことです。これが断られてしまうのには、葬儀ならではの理由があります。
お葬式の祭壇は、全体のデザイン、お花の種類、色合いのバランスが細かく統一されています。また、式場ごとに搬入のルールやスタンドの規格が決まっているため、指定以外の業者が突然お花を持ってきても、飾るスペースがなかったり全体の雰囲気を壊してしまったりする原因になります。
そのため、供花を贈りたいときは「そのお葬式を担当している葬儀社へ直接注文する」のが鉄則であり、最も確実でマナーに沿った方法なのです。
2. 失敗しない!供花を手配する「3ステップ」
供花を贈る際の間違いない手順は以下の通りです。訃報を知ったら、お通夜や葬儀の時間の前日(遅くとも数時間前)までに手配を完了させましょう。
担当の葬儀社を確認する
訃報の連絡や案内状に書かれている葬儀社の名前と連絡先を確認します。もし書かれていない場合は、遺族の手を煩わせないよう、式場(斎場)の受付に直接電話して「〇〇家の葬儀を担当している葬儀社はどちらですか?」と問い合わせても教えてもらえます。
お花の辞退がないか・注文方法を確認する
葬儀社へ電話し、「〇〇様のお葬式に供花を贈りたいのですが、ご辞退はされていませんか?」と確認します。近年増えている家族葬では、お花自体を辞退されているケースもあるためです。受付可能であれば、そのまま葬儀社で用意しているお花のカタログや価格帯、注文方法(FAXやネット、電話など)を案内してもらいます。
「札名(ふだなめ)」を正確に伝えて注文する
供花には、誰から贈られたものかが分かるように「名札」を立てます。個人名ならフルネーム、会社関係なら「会社名+役職+氏名」や「〇〇株式会社 社員一同」、兄弟なら「親族一同」「兄弟一同」など、表記に間違いがないよう正確に伝えて決済(振込やカードなど)を行います。
3. 供花のリアルな費用相場
供花は、スタンド型(籠盛り)のものが一般的で、通常は「1基(き)=1個」または「1対(つい)=2個」という単位で数えます。最近の家族葬では1基のみを贈ることが多くなっています。
● 一般的な相場:15,000円 〜 30,000円(税別)
最も選ばれているのは20000円前後のものです。お花の種類やボリューム、スタンドの豪華さによっていくつかのランクに分かれています。親戚間で贈る場合は、1枚目のコラムと同様に、他の親戚と「今回は2万円のランクで揃えよう」と事前に金額を合わせておくと、式場で並んだときにバランスが良くなり遺族にも喜ばれます。





