除夜の鐘
2021-12-01
早いもので2021年も終わろうとしています
今年も新型コロナウイルスが印象に残る一年でした、緊急事態宣言や、蔓延防止措置、ワクチン接種、
外出したくてもどこにも行けない。連れて行けない。また運動会や、行事の中止など
2022年は明るい年でありますように・・・
さて、12月にもなると年越しムードが高まってきますが
もういくつ寝るとお正月・・・
お年玉・・・
親戚まわり・・・
憂鬱です・・・
大晦日には大掃除、年越しそば、紅白歌合戦、笑ってはいけない的なやつ、
ですが一番思い浮かべるのは除夜の鐘ですかね
日本の各寺院では、大晦日の23時頃から鐘を打ち初めます107回を年内に打ち、
最後の1回は0時を回ったら打ちます。
旧年の煩悩を打消し、新年は新たな心で迎える一年の締めくくりです
由来としては、鎌倉時代に中国から伝わった仏教行事です
108回鐘を突くことで人の中の108個ある煩悩を打ち消すと言われます
四苦八苦といいますが四苦(4×9=36)と八苦(8×9=72)を足して108回とも言われます
人間の煩悩とは自分自身を苦しめる心のことで
おなかすいた、眠い、働きたくない、会社行きたくない、
またご飯作ってない、また犬の散歩行ってない
洗濯ものしまってない、食器洗ってないなどの怒りの感情
あれが欲しい、あれがしたい、あれ食べたい、などの欲求の感情
など上げたら切がないのですが
人が常日頃、抱いている欲求や思いなどだそうです
人により考え方や、思う所は違いますが、煩悩のない人なんていません。
仏教の考えでも煩悩を払うのは無理な事だとも言われます
せめて新年は新たな気持ちで迎えたいという現れなのでしょうね
寺院によっては回数が異なる場合や、整理券が必要だったり、有料の場合もあるので事前に確認が必要です
煩悩を打ち消すための除夜の鐘が有料ってどうなんでしょうか・・・
また現在は除夜の鐘がうるさい、などのクレームもあるのだとか・・・
そのため鐘楼があっても鳴らさない、というより鳴らせないお寺も増えてます。
世知辛いですね